ブラックジョーク的要素、は、日本のお笑いではあんまり着目されてない要素で、今のマンガには少なくなっているかも。

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士郎正宗の映像作品ってのを作るのは昨今は難しいんではないかなと思う。むしろ実写だと・・・・・・と期待した事もあるが、どうしても視点が間違っているようにも思う。
「なんだか高尚なテーマ、人間とはみたいなネタ」を、アッサリ政治だしね、みたな形で暴力的に片付けてというようなのは。


とか考えると、士郎正宗らしさというのは、B級バイオレンスなところのあるサイバーパンクという感じに思えた。そうであるからこそ、ブラックジョークになったりする。誰かに甘えさせたりとかの人間の心の交流みたいなものは脇において、素子の芯はブレないし、社会正義とか知らんがな(´・ω・`)みたいなところがある。
これをB級と表現するのはいいのか悪いのか分からないが、少なくとも大作映画的な予定調和ストーリー、感情の起伏とかが観客にも起こらないような、クソッタレな社会とクソッタレな登場人物が出てくる、まあその中で主人公サイドはそこそこ人として分かるんだけど、でも現実ってそうじゃん。素敵な性格の王子様とかお姫様とかいなくて、矮小な人間凝り固まった人間だらけじゃん、というような。