日本のバイオベンチャーはどうして成功しないのか。

海外事情等、製薬業界の情報があまり正確ではない形で出てくるし、大したヒアリングなしに記事が書かれる。

日本の「国産ワクチン事業」があまりに遅い真因 | 新型コロナ、長期戦の混沌 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
これとか見ていると、現場をちゃんと見てない人の記事だなあと思う。

こっちの方が実情として正しい。
「コロナワクチン」日本が圧倒的に出遅れる事情 | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

日本のバイオベンチャーはどうして成功しないのか

医薬開発のプロフェッショナルではない、違う畑の人がやってるから、というのは大きいかと思う。
とにかくズレている。
2階建てのサイトから失敗したバイオベンチャーをちょっと抽出してみる。

ECI

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会社ページはあるが、ほぼ死に体だと思われる。
http://www.effectorcell.co.jp/zhu_shi_hui_she/zhu_shi_hui_she.html


東京大学医科学研究所系。東大発バイオベンチャー第一号。
TAXIScanとそれを使っての研究をという事でやってたっぽいが、最後の方では受注したものもロクに作れない状況だったっぽい。

メディビックグループ

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現在株をルネッサンス・テクノロジーズに買われ上場廃止テーラーメイド医療とかをやるつもりだったっぽいが、ニュース見てもほぼほぼ死に体だと思われる。
株式会社メディビックグループ|最適医療のプラットフォーム


なお、前の大株主とは違う形でおもしろ事件が上がってた。
創薬ベンチャーのメディビックグループと大株主のCFキャピタルが交換日記で殴り合い : 市況かぶ全力2階建

メビオファーム

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ここも死に体だと思われる。ドラッグ・デリバリー・システムとかをやりかけてたようだが。

社会に役立つ創薬企業を目指す−メビオファーム株式会社

ペプチドリーム

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ここは色々な会社と提携出来てはいるので無事な類。ただし、びっくりするくらい製品は出してないです。ただまあバイオベンチャーとしては正しい。十年やってようやく成果が出るとかなもんで。特殊タンパク合成とか。
東京大学だけど理学部というちょっと違う所が味噌。
Pipeline パイプライン|ペプチドリーム株式会社 PEPTIDREAM INC

リプロセル

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iPS細胞の。東京大学医科学研究所と京都大学再生医科学研究所のハイブリッドみたいな感じだが、培地とか地味にモノ作ってる。
製品INDEX | 株式会社リプロセル

ただ、直接の医薬開発というよりは、研究基盤用という感じではある。こういう会社が日本に沢山なかったのがPCR検査が簡単に増やせなかった理由の一つではある。研究用の機材や資材が国内から調達出来ないししないという状況にある。

UMNファーマ

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昆虫細胞でのワクチン製造とか。今は塩野義製薬に買われ、塩野義製薬のワクチン戦略の中核になっているんじゃないかと思ってますが、評価としては微妙。
昔とは違い、昆虫細胞にウィルスが混入していない版なので多少懸念は減るが、アナフィラキシー的なものについての評価はまだ出てないです。
研究がどれだけ見込みがあるのかというとアステラスと組んでインフルエンザワクチンを申請通そうとしたのがピークだったかと。もうバイオ製品のOEMで食っていくだけでしょう。製薬企業経験のある実務家が創業という感じ。つまりは研究開発の基盤がある訳ではないので、ワクチン製造メーカー化するでしょう。
テクノロジー | 株式会社UMNファーマ

窪田製薬ホールディングス

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エミクススタト塩酸塩で一発狙っているやつで、米国で研究してた人が作った会社。ただ、一度治験失敗していて、オーファンドラッグとして狙っているのだが、そもそもなんで最初に失敗したのかの分析あるのかなという気が。まあ、そろそろ結果が見えてきている頃だとは思うが。
あと、なぜか公式Twitterとかnoteとかやってるが、ただのプレスリリースレベルなのであんまりSNS使っても意味がないなと。そもそもまだ市販されてないしね。
窪田製薬ホールディングス株式会社 | Kubota Pharmaceutical Holdings Co., Ltd.

オンコセラピー

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正直、コメントの必要はないと思います。ガンペプチドワクチン。最近Ph-3まで進んでたやつが失敗という形になりました。
https://www.oncotherapy.co.jp/wp-content/uploads/2021/07/210716_01.pdf


有望だと延々と言われながら、ここまでズルズル開発に失敗しているのは、なにか開発段階で問題あるような。

テラ

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樹状細胞ワクチン療法だか、先端医療ではありますが薬事承認まで時間かかり過ぎ。
まあそれよりも、会社のコンプライアンスがグッタグタな為、近寄るのは駄目ではないかと。

www.tella.jp

そーせいグループ

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がんばってそうだが、開発に成功しないとという事で、結構株価には苦しんでいる印象。基本的に開発して製造販売は別会社に委ねる形。まあしかし会社として大きいんだよな。ベンチャーというよりは開発主体の製薬会社としていいんではと思う。

アンジェス

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バイオベンチャー、研究開発能力とともに資金調達能力はまあ必要なのでな。阪大系。
遺伝子治療薬を販売までこぎつけているのだが、いかんせん薬価が高いのもあり売上もびっくりするくらいない。
売れるものをどう開発するかが一つ山だろうなあ。
開発パイプラインの状況|アンジェス株式会社

モダリス

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遺伝子治療薬。東大系。バイオベンチャーは製品にまで至らない段階で資金調達の為株式上場するので、マジで博打。流石に非臨床は突破してから大きな商いすべきだと思うんだがな。
開発パイプライン | 株式会社モダリス


まだまだ沢山バイオベンチャーはあるのだが。。。。。。

ちゃんとしたバイオベンチャーですら博打なのに、クソな動きを見せるバイオベンチャーもあり、また、日本のバイオベンチャー、やたら難易度の高いところを研究するなというか、それこそ基礎研究しっかり固まってそうにないのにそこからやるかという気はする。そのせいで二十年くらいは結果が出ないというような企業も出てくるのだが。。。。。。
本来バイオベンチャーは、豊かな資金を背景に研究開発を一気に進めるというのがモデルであって、沢山数を打つのでもなく沢山新規候補を見つけるのが仕事。マンパワー含め全然力弱いんだよなあ。
海外が金属製バットでホームラン狙っているのと違って、日本の場合にはマッチ棒でホームラン狙いをやろうとしているように見えて、そもそも成功する気がせん。


ドラッグ・デリバリー・システムも遺伝子治療も、夢の研究だとは思うが、現実問題として、成果を安定して出す為のキャズムを超えてない。そして、この夢、実用化されたとしても製造コストをかなり抑える形でないと絶対にペイしない。沢山売ったりとても安く作れたりという公算が必要で、結構な在庫も積み上がれば保管するにも金がかかるし、相当原価は抑えないといけない。


https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/bio/Bioventure/bioventurehoukokusyo.pdf

日本のバイオベンチャーは、そもそも成功の方法をどれくらい検討しているのかが謎。

prtimes.jp
これを見ながら。



少なくとも既存のものでもチャレンジな使い方をして安く上げるとか、何らかの工夫が必要であるのだが、グルコアルブミンとかがうまく代替指標として使えるかというのは、単に治験を通せばいいという訳ではない。大規模臨床試験等でちゃんと確認される事が必須であり、その上でそれが使える医療機器が出てくる。金額として数回の小規模治験すればすっ飛ぶような資金調達では、ちょっと覚束ないので、せめて大きな金出す企業をバックにつけてないと無理じゃなかろうか。


また、現行の採血検査では、一回の採血で肝臓の数値から何から採れる訳で、糖尿病の指標だけチェック出来ても仕方がない。糖尿病につきものの他の検査も出来ないとほぼ意味を為さない。日常でも測れる事、による影響がかなりいい影響でないと、ただ測定しているだけになる。血圧計体重計並に安く市販されるのではなさそうだが、保険診療内で月数千円程度かけるのがいいか謎。


量産体制を作ったとしても、いくつかの部品は専門的なものにならざるを得ず、品質担保も含めるとかなり金額がかかるものになる。現行ポータブルな医療機器としても、保険効いて数十万円単位であると費用対効果を求められる。なにせ、治療法ではなく単なる測定なので、月数千円程度の診察に比べるとどうしても費用感が。。。。。。単に金額追加されるだけだしね。


簡単に言うと、「モノが作れたとしても、費用感がうまく作れるかなあ?」というところがかなり微妙。
日本の医療ベンチャーは、正直新製品を生む事に結構失敗しており、また、日本国内程度の市場になりがちで、成功しねえだろうなあという印象がある。
月一回の診察が負担だとか言うのなら、よほど安い製品で破壊的イノベーションでも起こさないと、しょんぼりな形になるだろう。



最大限、機器の部分での問題がなく進んでいくとしても、「販売パートナー」とかちょっとそれはどうかなと思う文言が含まれていて、正直建て付けで失敗するかもなという所。
旨味を最大限一つのプロダクトから引き出す為に、製造から販売まで握りたいという考えは分かるのだが、それは大企業の事業部等がやるやり方である。アイデアで食っていくバイオベンチャーであれば製造販売含めライセンスを大手企業に大きな金額で売るのが正解であって、うっかり販売元等になると規制当局から求められる体制の構築にモノスゴイ投資が必要になる。
そもそも医療機器として作った場合でも、健康保険で賄うというのは、月々数千円を長い事続けるようなやり方になるのであり、金額回収まで相当時間がかかる。製造販売元になるというのは、部品の保守体制から安全性定期報告体制からすべて管理しなければいけないのであり、販売までに中小企業とは呼べない程度の人を雇わないとそもそも無理である。
医療機器はOSのアップデートに対してであっても動作確認とかの状況を把握出来ないといけないのだが、ちゃんと脆弱性担当出来る部署も作らないといけない。また特許は多少の延長があるとしても、販売後おおよそ五年程度しか独占出来ない。
ベンチャーの戦い方として、製造販売の責任そのものを引き受けるのは結構重いのもある。なので通常はライセンスを監督役出来る会社に売る訳だ。


会社の座組みを見ても、明らかにこういう分野には知見がなさそうな会社しかない。ネットで使えるIoTサービス、というだけであれば、ネットで使っているIDを取り回す仕組みだけでいいが、例えばこれ健康保険証の情報を格納するとしたら(マイナンバーはこの用途では使えないという議論が一旦ある)結構情報を中継するだけのWebAPIであってもちゃんと堅牢な作りにする必要がある。アクセスに関してちゃんとログが必要だし、機器の盗難に際しては情報漏えいしないようにちゃんと認証機構をつける必要がある。最初期からそこら辺を審議されるのであり、審議だってちゃんと時間がかかる。そういうところの知識は、結構大手の企業とかにしかないよ。


しかしなあ。
PPTのプレゼンまでは餅の絵を描けても正しい役割分担を考えられるところって少ないのよねえ。それだけでほぼ失敗に繋がるのにな。
投資家だけ惹きつけても仕方がないのよなー。

COCOAをもう止めてもいいとは思うが。。。。。。

www.itmedia.co.jp


正直なところ、後退のネジが壊れているだけな印象ではある。

後退のネジがない。

つまるところ、「現実社会での実効性の有無を確認して、続行・廃止の判断をするようなターンが一切設定されていない」という事になる。
ワクチンであれば治験がある。アプリに関しても効果測定という意識を持っていればそういう指標を検討し計測する事が可能であったかと思うが、システムオーナーである国家がそういう意識をちゃんと持ててないと、不毛であろうが続く・微妙に改善する事で保守させられているシステム開発会社に多少の金を流すという話が発生する。
この「微妙な開発」を否定する気はさらさらないが、本来であれば実機のテスト環境をもう少し改善するとかCI/CDに向けての表側では見えないシステム開発サイクルの改善とかに回るほどの金はおそらく流れない、システムの完成というところでも駄サイクルが発生させられるだけである。


このアプリの開発状況がちゃんとアナウンスされないのは不信感ある。
現状、接触確認APIv2.0に追従する為にCOCOA2が開発されているのだが、そういう状況がそもそも共有されていない。GitHub見てても分からん上に、あれ、プロダクトマネージメントちゃんとあるのか謎。
なんというか、「リリースまでこぎつけるぜ」という観点だけしかなく、立ち上げ時の博打的発想のまま開発されている気がしてならん。達成すべき水準とかがあまり意識されていない感じがする。

そもそもの仕様が、ぶっ壊れている気もする。

陽性感染者が、回復した場合のルートが設計されていない気がする。

信用回復の手もほぼ打たれておらず、不具合の原因分析から対応が行われていない感じが。

調査結果は公表されているが、対応実施についてが報告がない。体制は整ったのかどうなのか。

現状の仕様が分からない。

うん。
らしい資料はある。

https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/techteam_20200526_01.pdf
2020年5月26日版な。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000691700.pdf
2020年12月16日版な。

接触確認アプリ「COCOA」の修正版(「1.2.1」)の配布を開始しました|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000705649.pdf
2020年12月15日で出した修正版の案内な。

14日間から2日間に変更されたというアナウンスなんだが、これ、アナウンスにしか情報がない。後はすべて14日間となっている。現状はどうなのかわからないが、とてもインパクトのある変更なのに、なぜか厚生労働省の様々な資料で変更に言及されているところがホント一箇所しかない。
ニュースでも出てない。ググっても言及している人が一人しかいない。
news.yahoo.co.jp



ヤバいなあ。

旧2chの運営体制では、プロバイダ責任制限法の制限が適用されないという判決もある。

はてぶでひろゆきの話題になると・・・

プロバイダ責任制限法は、サービスプロバイダがちゃんと定められた手続きを実施する事で免責部分となるという法律であり、例えば名誉毀損の書き込みがあったと連絡を受けた場合、然るべき非公開化をしたり(被害の拡大防止の為にかなり)、ちゃんと責任を書き込んだ人間にぶん投げる為には連絡をする必要がある。期間もかなり短い。
2chにも削除人はいたが、被害者側の保護の観点でガイドラインが作られておらず、対応も遅かったり、独自見解を混ぜての拒絶等をしていた為に、名誉毀損の免責対象外となった。


https://www.law.co.jp/cases/2chdohos.htm

https://www.law.co.jp/cases/2chdohos2.htm

上の判例を見れば分かると思うがちゃんとプロバイダ責任制限法の観点でも駄目と判断されている。


なので、何何派とか区分けする前に、ちゃんと理解しておいてほしい。
「自分なら裁判に勝てる」とかは個人で考えるのは自由だが、旧2ちゃんねるは国外逃亡という形を取ったのはそのせいである。当然ながら脱法行為であるし、海外で訴えられないという事は昔はそうだったが、弁護士事務所の提携等で金額が巨額になれば海外でもかなり追跡される可能性は高くなっている。債権として巻き取ってやるという気が多くの人に無いだけ。

街のエロポスターの事で他人に絡むのは、性嫌悪な人々ではなかろうか。

よねはらうさこ on Twitter: "性的なものが表にあることで起こる被害の話… "

みんなあまりにも想像上の産物である変質者だと決め付けてないだろうか。
実際、街のエロ要素を見付けてネット上で拡散してくような、性嫌悪の人々の行為と類似点が多いと思うのだが。

伊藤穰一氏は、どう考えても、このデジタル利権を取り仕切る庁のトップには相応しくない動きをしているわけで。

www.nikkei.com

8月5日に「デジタル監に伊藤氏で最終調整」との第一報が出て以来、性犯罪者で2019年8月に獄中死した富豪のジェフリー・エプスタイン元被告から伊藤氏が資金を「受け取っていた」問題を理由に、政府機関のトップに伊藤氏は不適格とする報道やオピニオン記事が相次いだ。各筆者のネガティブキャンペーンの動機はよく分からないが、こうした記事のほとんどが事実関係を不正確に記述し、伊藤氏の名誉を毀損するものだった。

デジタル庁、迷走の末の船出 まずは〝ベータ版〟として: 日本経済新聞

伊藤氏が19年9月にラボ所長を辞任したのは、獄中死事件をきっかけに広がった混乱のそれ以上の拡大を防ぐための自発的な決断であり、大学による処分ではない。調査報告書によって伊藤氏が何人もの大学幹部に相談しながら寄付を受けていたことが証明され、大学は最終的に伊藤氏に何も処分を科していない。逆に他の教授が大学に届けずにエプスタイン元被告から寄付を受けていたことが明らかになり、こちらには処分を科した。

もちろん、伊藤氏にデジタル監就任を打診する前に、官邸は徹底的にバックグラウンドチェックを済ませ、以上のような事実関係を把握していた。その結果、伊藤氏自身に違法行為や規則違反はなかったとして就任を打診した。しかし、平井氏主導のこの人事を快しとしない勢力が官邸周辺にいて情報をリークした。注文通りネガティブ報道が出てくると、最終的に菅首相がひるんだ――。というのがここ数週間の展開だったのではないか。デジタル監人事が一種の政争の具にされた感がある。

デジタル庁、迷走の末の船出 まずは〝ベータ版〟として: 日本経済新聞


伊藤穰一氏は、MITラボの代表でありながら、実際には寄付元の問題を知る人物として、隠蔽に加担し実態と異なる話を世間にしていた、という事は確定している。
japan.cnet.com
主犯ではない、とか、違法行為ではない、とか言っているが、表側の大学当局に虚偽の報告を行っており、いくつかの「幹部」(隠蔽体質を産んだ第一の問題のある人物ではあるが)は事情は知っていたとは思われるが、とは言え、「発表した内容と暴露された事実の乖離の責任の一旦、要は隠蔽に加担した」という事は結構大事な話である。
例えば、具体的に政治家からの指示により入札を歪めたりしたとしても、多分隠蔽するだろうという人事である。
平井デジタル担当大臣の、東京オリンピックでの故意のNEC外しというような報道のちょうど後のタイミングであった。


日経のこの記事は、しばしば新興企業を無茶に押す日経っぽい視点の記事だとは思うが、日経は伊藤穰一氏の悪評のうち勘違いのある部分についての批判を行う事によって、伊藤穣一氏が「悲劇の被害者」のように扱うが、そもそも伊藤穣一氏が「コンプライアンス違反」は確実に犯していたという観点をあえてぼかしている。
エプスタイン氏を何故偽名で扱い、公には寄付していない形としたのか。本人は公式には認めていない、から無罪だとかってのは流石にバックグラウンドチェックが出来ているとは言えない。
news.mit.edu
Google Translate


普通にこの事件を知っていた人間が、伊藤穰一氏が就任すると聞いて驚いたのだが、こんな話はちゃんと表で話されている事であり、当然ながらMITメディア・ラボ以外でも様々な役職を辞職した事をしっており、それが起こったのが2019年だったという事から、「いや冗談にも程がある」というところからである。
こんな人事、事情知ってりゃまず第一に候補から外れるものなのだが、官公庁のバックグラウンドチェックから腐ってるのではないかと思わせる書きっぷりである。いやまあ官公庁がバックグラウンドチェックを怠ってたというより、バックグラウンドチェックの判断基準が歪められてるだけだろうが。
有り得ない人事が当たり前に起こっていて、MITメディア・ラボのように職員が抗議の意味を込めて辞職する、ような事が発生していないのが残念だが。


なお、次の人事の評判の聞き取りについても、日経はおかしい。

そんなどろどろした政治状況のなか、急きょ白羽の矢を立てられたのが、石倉洋子・一橋大名誉教授である。IT(情報技術)の専門家ではないが頭脳の明晰(めいせき)さと大きな構図の理解力については多くの人が折り紙を付けている。

デジタル庁、迷走の末の船出 まずは〝ベータ版〟として: 日本経済新聞

そんなふわふわした評判で人事決まるのか?それに、一番デジタル庁に求められるのは「賢しらさ」ではなく「透明性」である。賢い人間が国民をだまくらかして利権を操作する、事が望まれているわけではない。


流石に、こういう記事は記者の小柳建彦氏自身の評判につながると思うがどうだろう。

エアロゾル感染は、空気感染の一種と考えてもらえば。

www.asahi.com
タイトルは釣り気味ですが、まあそう思ってもらえれば。


長いことそういう事で言ってたが、「時代が私に追いついた」とかって事ではなく。
これ、大学生の頃に微粒子工学とかで教えてもらった事からの応用でしかないからねえ。
単に公衆衛生学の中での空気感染分野が如何に研究されてなかったかというだけ。

ウィルスが空中でどうなってるかは、簡単ではない。 - 深淵
最近、N95マスクの説明でふと思った事。 - 深淵
どっちも不十分。 - 深淵
微粒子の粒子径について少し。 - 深淵

軽症例の為の、大規模臨時医療施設(化)および軽症・中等症から重症例までの移動計画および人員配置。

anond.hatelabo.jp

治療に関しての基礎知識のアップデートを。

そもそも、病床の数は、「コロナ感染者を適切に受け入れられる人数」ではない。

新型コロナウィルスの治療に関して

軽症例

肺への感染がそこまでではなく、酸素飽和度がまだ高めな場合には軽症とされる。
空いてれば入院だが優先順位が現在どっさがりしていて、まあ入れない。
感染を広げる一因ではあるが、こういう人たちに医療リソースを使うのは現在出来ないが、新型コロナウィルス治療薬が効く可能性が高いのもこの人達にはなる。
抗体カクテル療法が外来でも認可されたので、このあたりの人たちに使われる事になる。成功すればウィルスの増殖を減らせ重症化を防ぐ。ただ、副作用も結構強いのがあるようなので、もう少しデータが必要である。ただ、新型コロナウィルス感染症のせいなのか薬のせいなのかというところも分かってないし、分かってるのはアナフィラキシーも出てはいるという事だけである。
ただ、重症化リスクを防ぐというところでは、かなりベネフィット側大きいとは思う。

中等症例

肺に広がっており、感染が進めば重症化する可能性が高い人達である。酸素吸入等が出来る病床でないと受け入れづらい。ところが、酸素吸入出来る器械、設備が現在数が足りていないという状況である。
抗炎症薬等が投与される。抗体カクテル療法は微妙。
今転用されている施設は、この酸素吸入が出来る設備がある程度ある施設で、ICU手前の人たちを実質受け入れるようにはなっている。が、もともと感染症対策として考えられてきた対策ではない為、病棟の設計が分離されておらず、つまり一棟転用という形になる。わりと個々の医療機関で判断するには難しい。

重症患者

ECMO等ICUの設備を利用しないといけない人たちであるが、もともと急性期とかは一週間も患者をそこに置く仕様にはなっていない事もあり、人数が足りない。もともと十全ではないのだが。

病院の人員に関して

病院や病棟の転用が簡単ではない。

例えば、内科で持っている病棟の一部を切り出して、新型コロナウィルス感染症対応の病床にする、というような事は、現在の病院の作りもあって現実的ではない。同じ通路を患者も医療従事者も利用するし、換気も完全ではない。
その為、一棟まるっと新型コロナウィルス感染症対応の病棟にするしかなく、その場合、大規模病院の一つの科をまるまる消すような形になる。独立した民間病院では大規模であってもこれがかなり難しい。外来の患者も入院の患者もまったく別の病院に持っていく必要がある。第一内科とか第二内科とかでやってる場合には、どちらかの設備をまるっと移したいところだが、大体同じ事をやってる科が一つの病院にあるはずもなく、また電子化されたものもその科単位でベタにローカルに持ってたりするものも多い為、転用が困難である。

医療従事者が元々削減気味。

大体の医療機関で、余裕はない。余らせている人間や余らせてる資材は全部負債になるというのもある。そもそもきつい職場であるし、看護師のなり手も減っている。

人の流用がしづらい。

専門性を持っている人であればあるほど、自分の専門性を生かして貢献したいと考えるだろう。看護に際し、看護用具がどこになにがありどのように手配しというところも含めて、経験が必要である。現在、看護師がハードワークになっているのもそこで、看護師一人が患者一人あたりで使える看護の時間は案外少ない。その中に食事の配膳、機器の定期的なチェックや清掃、患者の容態確認および記録、次の看護師への連絡、下の世話、それらを全部感染防止用具をつけた状態で行う。そういう意味でも経験がある職場の方が流れ作業が楽でいい。
昼飯もみんなバラバラにしかも患者優先なので遅めだったりする。急変があれば食い切らない事もある。当然ながらスタッフからの感染しないように他職員との接触機会も減らされている。

取りやすい対応策について

別途大規模臨時医療施設を置く。

現在も、重症患者を受け入れやすい施設は作れているが、やはり数は限られる。中等症くらいの人の大規模臨時医療施設を作り、各病院から人員派遣等を行う体制を整えるべきである。
給料はうまいことやれと思う。今金に関しては雑に出ているとは思う。
なお、仕組み自体は、誰かが兼務するのではなく、センター長以下センターのHQを医療外の人員を当てるのがいいと思う。教育訓練、設備維持等やる事は大量にあるのでそれに対応するスタッフも必要で、臨時の人間を当てはめる事が可能なくらいには、雑務をどれくらい他の人員が引き受けられるかという事にはなろう。
なお、看護職員のうち看護助手という資格の必須ではない人員が既に各病院ではいて対応していると思うが、そこは各病院からの派遣ではなく、この臨時施設で人を一時的に雇い入れる事になるかと思う。その上で、結構教育訓練含めて通常の病院以上に人員が必要なのでとにかくかき集める。金払って保障払ってやってもらう必要がある。

他医療施設からの人員派遣をすすめる組織を作る

各医師会等、病院代表の兼務という形ではなく、一時的にそういう組織や事務局等をおく必要がある。これは市役所が肩代わりしてもいいとは思う。
ある程度判断の権限移譲も必要であるかと思う。例えば重症患者が溢れてきた場合、中等度の方に回す必要が出てくるとは思うが、このあたりを意思確認していたら手間が増える。

コロナ関連対応している病院へのスタッフ派遣

コロナ関連でのシステム入力や報告書作成等の手間が増えている為、人を派遣する必要がある。部署が出来てもいいくらいだと思う。
リモートワークが準備されていないので実際に人がいく必要があるだろう。
また、スタッフの代行入力が可能であろう部分は必ず代行入力させていった方がいいだろう。

休暇が一定取れる仕組み、また、現在関わっている人の負荷を下げる仕組み

例えば子どものいる看護師の子どもを預かる場所であるとか、高齢の親を抱えている看護師の介護部分を巻き取る介護とか、やれる事はあるだろう。洗濯家事代行も、それなりに意味のある事だと思う。
正直、医療の貢献度順にワクチン接種を優先していいと思うくらい、この手の事にインセンティブ与えて金出したらなんとかなるんじゃねと思う。

世の中にはびこる変な意見について。

竹中氏の考え方は論外。

単純に、「既存の組織を壊して政府が主導するには、金と暇が必要」であり、喫緊の課題にはなりえない。
日本医師会のせいで病院の転用が遮られている、という事はおそらく間違いである。日本医師会にぶら下がる医師会では、むしろ個々の病院では決断出来ない転用に関しての調整等が行われる場所であり、「楽に転用出来ない事情」等を訴えているだけで、そもそも、医師会とかに「他の病人とコロナ感染した患者の命の天秤を」という事に関して、国や都道府県は「明確な命令でもって徴用するべき」である。
責任をいつも要請という形で現場に投げるという体制こそが問題である。
現在自宅療養の患者に対して、国がちゃんとこういう体制を作れと指示したりガイドラインを出したりしてなさすぎる。ニュースに情報取得の速度が完全に負けていて、先も読めてない、そういう政府に全権を預けて改革しても、結局のところ「単に既存IT企業が嫌いで、身内のふわふわしたITベンチャーに発注するというデジタル庁な組織」が出来るだけだ。

第5類相当の感染症に変えるという事は、現状どう考えても有り得ない話。

法律の穴をすり抜けるような事が大きな場で言われているのが全くナンセンスで、必要なら国会を開き臨時立法すればいいだけの話である。
ただ、はっきり言うが、「医療従事者が感染で倒れてしまったら、病院が減る」ので、医療従事者は優先して保護されるべきであり、現在使い捨てられるような医療従事者あまりの状況では全くない。いたとしても、街の普段の診療所ではなく、別途準備した医療施設でやるべきである。

コロナは風邪だからそんなに行動制限しなくてもという案は、実際に企業活動が停止した事例等を考えるべき。

今めっちゃ怖いのが、Amazon倉庫の労働者が集団感染したら多くの人が困るだろうという事。
百貨店での感染事例もあるように、これ以上感染が広がるという事は、経済活動が実際に再開不可能になるという事でもある。会社の社長がコロナウィルス感染症で亡くなったら、止まる事業もたくさんあるわけで、広く薄めた感染率なんかでは判断出来ない。
無論、感染して重症化して治癒に一年以上かかるという人はたくさんいないが、じゃああなたの会社はキーマンいなくなっても存続可能ですかね?というところであり、案外代替効かないんだよね現場の人間であっても。そんなに有能な人間余ってますか?


そしてある程度血を出しながら経済活動が活発化したとして、そのカネでみんなが幸せになっていくだろうか。ちゃんとコロナでカネが稼げなくなった人たちにも回っていくだろうか。
単純に、貧しい人たちを切り捨てて身軽になってるだけじゃないだろうかこの経済成長。
いやまあコロナ対策で国や病院、企業もめっちゃカネは使ったと思う。その御蔭もあって経済成長が見込めるのはあるが、とは言え、必ず揺り戻しがある成長な気もする。

場所によってかなり違うワクチン接種予約。

dlit.hatenadiary.com
を見て。


東大阪市の場合には、接種予約はこんな感じです。

個別接種は、接種券をお手元に用意のうえ、接種が可能な医療機関に直接電話で予約をしてください。
なお、ワクチンの供給量などにより、希望の医療機関などで接種できない場合があります。

https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000030200.html


接種の予約の仕方が、広報が死んでいる市役所単位で行われるというのは正直どうかなとは思います。ワクチン予約への案内リンク集作ると喜ばれるかもなと思うのですが、一応ワクチン予約と検索すると、Google検索がレイアウト変わります。
ワクチン予約 - Google 検索
f:id:houyhnhm:20210729150559p:plain

マナーもルールも時代に合わせて変わるもの。どっちが良いとか悪いとかではなく、いい加減表で話せ。

news.yahoo.co.jp
タイトルで言い尽くしたが。


どっちが「正しい」という話では全くない。あくまでも「そういう手続き的な慣習かどうか」であって、それを守る人間がマナーのいい人間なのかというとそれも違う。
かつて柔道で怪我していない足を攻めなかったとか、ルールやマナーにない事によって人格が見えるが、ここではそんな事は関係がない。


得失点差が問題になるペナントレースとかの場合、勝敗に結びつく可能性があるが、得失点差で判断するようなのはわりと近年、本来的にはプレーオフでの直接対決でやるもんだよなあと思ったりはするが、こういう場合には無理だとか思う。
オリンピックみたいな大会は単なる国際大会というのではない。「参加する事に意義がある」というところでは、選手の質もピンキリにならざるを得ないので、一定その叩きのめさない的なマナーは有効だと思う。


今の日本の選手は、かつてよりも「日本の代表」の性質を失っている。
あくまでもアスリートであり、日本国の代表ではない。単に日本国籍のある出来るスポーツマンというだけ。日本のリーダーでもない、ただのメンバーであり、だからこそ社会に関心がなく自分達の都合を言っても許容される。


大体こういう話を是か非かみたいなのを、ただ見てきただけの外野である記者が識者らしく言うのっておかしいからなあ。
観客のガヤと同じですよ。

転売行為による悪影響、あるいは株取引における「投機」の悪影響


b.hatena.ne.jp


株の世界でも、高速取引が引き起こしている価格吊り上げてからの転売行為、フロントランニングという「買いが入る事が分かっている上で先行して株を買うやり方」について現在かなり問題視されている。
そもそも、バブルが健全という人はいない。株は監視された市場ではあるものの、多くの規制は事後的に規制が発生しており、市場原理主義は、そもそも過去の市場が健全ではなかった為に様々な規制が増えてきている歴史をあまりにも無視しすぎである。


HJ元社員は、その情報誌によるフロントランニング的行為が行えるポジションにいたのであり、無関係な人ではない。法律は民間の事象を全て網羅するようには成り立っていないのであるが、例えば日経社員が将来有望株の情報を得た上で株公開のタイミングで速攻買いを入れるとかやったら駄目なのわかるだろうか。ちなみに、そういう件でインサイダー取引で逮捕された日経元社員もいるし、現在日経は社員の株取引を禁止している。


池田信夫みたいな御老体からすると全員「ガキ」なんだろうが、そもそも生産物の数量が非連続的な数であり、生産回数も限られていて取引が一回限りのものでしかない、買い占め等も行われるとモデル通りに価格が上がらない、そもそも転売屋が釣り上げている値段については、最終消費者の容認限度を試すだけのものであり、よい価格に落ち着いた結果にもなっていない、様々なところから「経済学上のモデルからの乖離」がそもそもあり、そもそも経済学上のモデルは数多ある商品市場においてそれが成立するだけの要件を欠いている市場が殆どではないかという問題もある。
そもそも需要が倍増したわけでもないのに価格が倍増するような状況であるし、だからこそ中古市場に流れているのだが。


なお、メーカーが高値で売れないのは当然ながら当該製品以外にも同様の製品を抱えており、そもそもの価格のおぼろげな根拠として、要は消費者の信頼を得て値段を「信用してもらう」為の部分の価格もあるのだ。

現段階では東京オリンピックは中止しない方がよい。

東京都 新型コロナ 2848人の感染確認 過去最多 | 新型コロナ 国内感染者数 | NHKニュース

現在開催中である東京オリンピックは中止すると途端にものすごい人の移動が発生する為、中止は宜しくない。


移動の制限、競技会場の削減及び期間の延長、アスリートもメディアも一区画に隔離するべきである。


どうせ無観客なのだから、ライブの必要はない。東京でやる必要もない。意味のない消毒散布とかに金を使うのではなく、閉鎖に金を使うべきだ。

性風俗で働く女性が、女性として認められていない事への困惑。

togetter.com
b.hatena.ne.jp

うーん、「男性」として言うが。
構造的差別とか理解してたら、女性が女性を差別するというのはある程度社会構造上発生はするよなとは思うが、それが性忌避フェミニストでより差別という形になるのがちょっと理解出来ないという。


えーと、フェミニズムの団体というのは、「女性の利権団体」ではないと思っているんだが。
いやー、ノンセクト・ラジカルなポジションのアナーキストとか言われた事もあるが、まあ身内が警察官だったおっさんから見ると、一応反差別とかそういう道徳観の上にフェミニズムとかがあるんであって、そうじゃなきゃ、そもそも組織として社会の中で認められる事もない。
利益を追求する企業であっても、それなりに「社会の中にあって有意義な建前上の意味」は与えられている。「女性の権利拡大」が認められているのも、「社会上それの方がいい」というのがあって、まあ例えば自由主義国家において、やはりその理念があるから、その部分はどういう立場だろうが認められるものはあるんだよ。


性風俗に関して、そりゃ取りまとめてる業者が女性に対して一方的に有利という問題はある。確かイギリスではそういう業者が認められていないとかある。
ただ、個人での風俗が一定労働者として保護されづらい状況もある。
性風俗に関して問題が起こりやすい状況はたしかにあるが、ただ、そこで働いている女性の「自己決定権」は必要だし、自己決定権があれば風俗で働かない、というようなところまで、そんな理想的な社会は、人間が「金の為に働かなくていい社会」にならないと無理だし、「女性は働かなくていい」みたいになる事もない。というか、流石に非現実的だろう。
現実に、風俗で働く女性はいて、風俗で働く理由があって、それなりに労働であるという事を認めない、というのは、現実から目を背けすぎてないか。


つーか、頼むから、現実にいる誰かの存在を安易に否定するなよと。

発想はジェネリックと同じなんだが、うーん、流石にワクチンとしては別物なので一緒扱いはねえ。


第一三共 コロナワクチン 年内にも数千人規模の臨床試験実施へ | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

代用アウトカムで非劣性というのは、それなりに薬効が確立されたものならばいいが、どうしても実際のエビデンスは求められるし、また、副作用に関しての情報のベースもないという事にもなる。

いやさ、海外含めて試験やるならまだいいが、代用アウトカムがどこまで感染率に影響するか、そこはかとなくハッキリ出てこないんだよ。だって今まで抗体価データの蓄積ないもの。

 

 

あ、あと、国家からの後押しはあると思いますよ。数万人の治験ねじ込んでんだから。

 

多分RCTにはならないと思います。なお、報道の感じだと、多分二ヶ月後三ヶ月後からの開始になると思いますが、多分治験成功してもガラパゴスジェネリックワクチンまで、ぶっちゃけ、いや同じような作り方なんだったらファイザーやモデルナからライセンス買って生産するのが筋です。わざわざ国産独自技術を変に作ってもなあ。

 

あー、あとですね、年内に結果出るのは難しいでしょう。抗体価見るのに、何ヶ月くらい観察するのが妥当だと思います?三ヶ月は短いし、半年くらいかなーと思うんですが。

 

それにしても、ちょっと判断が甘い人多くないかというか、これくらいアンジェスもカマしてましたがねというところで。はあ。

コンセントは緩むし、抜けます。

中外製薬 ワクチン1600回分廃棄 冷凍庫の電源接続緩む | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

皆さんが思っている以上にミスは起こります。起こらないミスはないです。
中外製薬さんは昔仕事で本社にお邪魔した事はあるのですが、おそらくは会議室での接種だと思います。冷凍庫も常備されておらず、電源コードも露出していたと思います。
掃除のおばさんがビルの管理会社がやってるタイプだしなあ。


製薬会社さんにお願いしたいですが、職域接種会場、みなさんの本社でやると、東京日本橋と大阪道修町に偏るので、製薬協でなんか調整してほしいです。